Interview 弁護士インタビュー

中途入所で活躍する弁護士

江鳩 孝二 弁護士

本人の希望を踏まえ、様々な業務に関与できます。

私は、20名前後のM&Aを中心に行う中規模事務所に在籍していましたが、2014年7月に北浜法律事務所の東京事務所に入所しました。比較的世代が近く、フレンドリーな先生方が多いため、とても居心地が良く、転職直後から非常に馴染みやすい環境だったと思います。

転職時にはアソシエイトとして入所しましたが、前所属事務所で経験を積んでいたということもあり、比較的自由に個人案件に従事させてもらえました。もっとも、案件の内容はM&Aや企業法務などが中心であったため、単独で取り組むのではなく、若手アソシエイトにも参加してもらい、チームとして業務に対応することが多かったです。

なお、北浜法律事務所では、若手アソシエイトの取扱い分野を特に限定しておらず、本人の希望も踏まえて幅広く様々な業務に関与できるようにしており、このような点も弁護士として成長を目指す方にとって最適な環境であると思います。

2016年1月にパートナーに就任し、案件を主導する機会もより多くなりましたが、若手アソシエイトには意欲的なメンバーが多く、積極的に手伝ってくれることから、非常にスムーズに業務を行うことができています。

また、北浜法律事務所の特徴として、時間に余裕のある弁護士はみんなでランチに行くという習慣があります。多い時には10名前後になり、東京駅周辺で混雑時に入れるお店を探すのは大変な時もありますが、普段同じ業務に従事していない弁護士ともコミュニケーションが取れ、気軽に質問等ができる機会でもあるので、非常に良い時間だと思います。

TOBや上場企業のバイアウトなどの
先端的な案件も扱っております。

現在はM&A、証券市場、コーポレートの専門家として業務を行っています。具体的には、公開買付け(TOB)やバイアウト(非上場化)といった先端的なM&Aから非上場会社の事業承継に伴うM&Aまで幅広く取り扱っています。上場企業の場合は、非上場会社とは異なり、会社法のみならず、金融商品取引法や取引所規則等などにも配慮しなければなりません。また、一般投資家に対する影響も踏まえたアドバイスが必要になるため、法的な分野に限らず、時にはビジネスの領域に踏み込んでアドバイスをすることもあります。

私はかつて大手証券会社に出向していたこともあり、ビジネスの観点からの評価や、組織の中でどのように案件が進められていくのかというところを垣間見ることができました。そのため、常にビジネス感覚を持ったアドバイスができる弁護士でありたいと心がけています。

また、M&Aを扱っている法律事務所は数多く存在していると思いますが、TOBや上場企業のバイアウトといった案件を扱っている事務所は限られているように思います。このような案件において、上場企業の経営者や関係者から、ビジネスや業界に関する話を直接聞けることは弁護士としての知見を積み重ねる上で非常に貴重な機会となっており、これらの積み重ねが現在の業務スキルのベースになっています。