PL・リコール
PL保険においては、欠陥の有無をはじめとする、事実レベル・法律レベルでの検討をしなければ、保険の適用の有無の判断ができません。また、リコール保険においては、保険の適用の有無の判断はもちろんのこと、企業においては、そもそもリコールをすべきか否かも検討しなければならず、この検討においては、レピュテーションリスクについても目配りをする必要があります。このように、PL保険やリコール保険においては、他の保険とは異なる独特の難度が存在します。
当事務所は、製造物に欠陥があった場合における企業のアドバイザーや代理人としてはもちろんのこと、PL保険・リコール保険に関して、損害保険会社のアドバイザーや代理人としての豊富な経験を有しています。
また、PL保険やリコール保険に関する検討にあたっては、当該業界の技術水準等の把握や事故原因の事実レベルでの分析が必須となるところ、製造物の種類・性格に応じて、所外の技術専門家とも協働できる体制を構築しております。
加えて、国境を越えて問題となる製造物の欠陥への対応に関しても、所内の国際関係法務を専門とする弁護士や、関係する国や地域の現地法律事務所と協働して対応する体制を有しています。
主な案件実績
- 機械輸入代理店の代理人として、製造物責任に関する交渉・訴訟の追行
- 製造業者の代理人として、製造物責任に関する交渉対応
- 損害保険会社の代理人として、輸入者等に対する製造物責任に係る求償訴訟の追行、損害保険会社のアドバイザーとして、PL保険及びリコール保険の適用の有無に係る法的助言の提供、損害保険会社の代理人として、海外の製造者に対する製造物責任に係る求償交渉の追行
- 日本企業の外国におけるリコールに関し、現地の弁護士と協働して、行政当局との折衝による解決をサポート