アート法
国際的には、知的財産権とは別に、価値の高いアート作品に関する取引の安全や紛争処理に関し、リーガルサービスの需要が高まっています。
欧米ではホロコースト被害者を救済する法制が整備され、法的な所有者に対するホロコースト被害者のアート回復請求権が行使されるといったケースが増えています。当事務所では、アート作品に関連し、保険でカバーしきれないリスクや紛争の処理にも対応しています。
高価なアート作品は、海外で展示される機会も多く、世界中で譲渡、貸借されており、取引の安全を図ることはますます重要となっている一方、文化財保護といった政策的なアート作品の保護の重要性も増しています。そのため、同じアート作品を巡って、複数の権利者がそれぞれの権利を主張しあう場面も増加する傾向にあります。アート作品にまつわる特殊な取引や紛争に対して、経験豊富な弁護士が、関係諸国の専門弁護士とのネットワークを駆使して、高度なリーガルサービスを提供しています。