令和を展望する独禁法の道標5 第2回 優越的地位の濫用における「優越的地位」-消費者取引と取引開始時濫用を中心に-
著者等 | 籔内 俊輔 弁護士 |
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著作・論文・メディア掲載 |
BUSINESS LAW JOURNAL (レクシスネクシス・ジャパン) 2020年10月号(No.151) |
巻号刊行年月日 | 2020年8月21日 |
業務分野 | 独占禁止法・競争法 |
本連載は、昭和・平成の時代にも議論され、令和の新しい時代でも問題となり得る独禁法の各重要論点について時代ごとの先例を振り返りながら、現在そして将来のあるべき法適用のあり方を考察することを目的としています。
籔内弁護士は、連載の第2回において、優越的地位の濫用規制における「優越的地位」の判断基準に関する解釈の展開について、近時の「デジタル・プラットフォーム事業者と個人情報等を提供する消費者との取引における優越的地位の濫用に関する独占禁止法上の考え方」における事例を参考に、事業者と消費者との間の取引への優越的地位の濫用規制の適用や、取引開始時における優越的地の濫用問題を中心に解説しています。