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出向・留学経験を活かし、
私にしかできないリーガルサービスを!

幼いころから、脳神経外科医として患者さんのために働く父の姿を見て育ったこともあり、大人になったら何か専門性を身につけ、誰かの役に立てる仕事をしたいと考えていました。文系思考だったので、法学部に進学。3回生で所属した民法ゼミのディベートで、法律を使って議論をすることや、どうすれば説得的な主張ができるかを、チームのメンバーたちと共に徹底的に検討を重ねる面白さを実感し、弁護士の道に進むことを決意しました。

現在の私の業務の中心は、渉外・国内含む労働案件です。

2016年から1年2か月間、外資系製薬会社に出向し、労務案件を多く担当した経験から、労働案件の面白さに目覚め、現在も仕事の大半を占めています。出向中は企業内の一社員として勤務しますので、法務部に限らず、他部署の方ともコミュニケーションの機会が多く、案件を俯瞰的に捉らえる機会が持てたこと、クライアントが弁護士に何を求めているかを中から感じることができたことは大きな成長につながる経験でした。どのような会社であっても、そこで働く人がいなければ何もできません。また、人と人との関係がある限り、そこで何らかのトラブルが生じることも避けては通れないもの。クライアントのご意向もふまえ、労働紛争をできるだけよい形での解決に導くことと、トラブル防止のための予防法務に取り組むこと、いずれについても非常にやりがいを感じています。

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普段は、女性、男性という点はあまり意識せず仕事をしていますが、ハラスメント(特にセクハラ)の事案では、従業員のヒアリングなどで、女性を希望される人も多く、女性であり、なおかつ労働法を専門にしているからこそ果たせる役割は大きいと思っています。ハラスメント案件は、起きてしまったことへの対処だけでなく、再発防止のために会社として何ができるかが大変重要です。また、ハラスメント関連の案件が生じてしまうと、被害者、行為者、企業いずれにとっても、大きな負担となり、取り返しのつかない被害を生んでしまうケースもあります。そのことを、案件対応を通じて痛感することも多く、最近は、企業での研修の実施や、弁護士会でのハラスメント予防のためのプロジェクトチームへの参加など、ハラスメントの予防にも力を入れています。

2022年から2023年にかけては、ロンドンのロースクールへの留学と、現地法律事務所への出向を経験させていただきました。出向中は、特に雇用法分野で、日系企業と英国弁護士(ソリシター)とのコミュニケーションを円滑に進めるため、日・英の雇用法の違いを前提に、日本のクライアントが気にしておられる部分を理解して、現地弁護士に伝える役割を担うことも多く、こうした経験は、現在の業務にも活きていると実感しています。イギリスに留学経験のある弁護士はアメリカに比べれば少ないので、当時の経験や現地弁護士とのネットワークを活かし、今後は、ヨーロッパの案件を中心に、渉外業務にもさらに力を入れていきたいと考えています。

また、留学先のロースクールで、EU競争法やinternational Merger controlなど競争法関係のモジュールを積極的に履修し、事務所復帰後は、海外での競争法届出の検討が必要となるような案件にも携わっています。競争法対応に関しては、様々な国の現地事務所と協働しつつ、クライアントの意向をくみ取りながら、案件対応を効率よく進めていくことなどにやりがいを感じています。

出向や留学の経験を活かしながら、今後も、労働案件や競争法案件を中心に、他のどの弁護士でもなく私に頼みたい、といっていただけるような弁護士を目指して、一つ一つの案件に丁寧に取り組んでいきたいと思います。

クライアントの真のニーズを確認して、適切なアドバイスを。

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現在は、子育てと仕事との両立で、多忙な日々を送っています。体力的にも大変ではありますが、仕事への姿勢など、常に子ども達に恥ずかしくない自分でありたい。そして、何より私自身が仕事を楽しんでいる姿を見せたいと思っています。そのことが、仕事への大きなモチベーションになっています。

仕事をする上で常に心がけていることは、クライアントが求めていることを正確にくみ取り、それを反映したアドバイスをすること。お客様の中には、担当者からのメールを読むだけでは、なかなか真のニーズが伝わってこないという場合もあります。どんなに小さな案件でも、丁寧に打ち合わせをして、本当に求められていることは何か確認した上で適切なアドバイスをするように心がけています。自分の知識と経験を活かし、状況に応じて、いちばん満足していただける解決策を形にできればと思いながら対応しており、そのために何ができるかを常に考えて、最善を尽くすようにしています。また、弁護士は敷居が高くて相談しにくい、と思われることのないよう、何かあったらいつでも気軽にご相談いただける、クライアントにとって、いつも身近な存在でありたいと思っています。

クライアントとともに。