平成30年11月にオブカウンセルとして東京事務所に入所しました。入所前は、平成30年7月まで裁判官として勤務しており、主として知的財産関係の訴訟事務を担当し、知財高裁、東京地裁知財部(部総括)で勤務しました。この間、アップルvsサムスンのバウンスバック特許訴訟等の著名事件を担当しました。また、法務省訟務部門でも長年勤務し、当事者としての訴訟戦略についても経験を有しています。入所後、特許庁、知的財産研究所からの特許法改正についてのヒアリングに応じ、特許庁の審判官研修、産業構造審議会の委員を担当するなど、特許行政への協力も行っています。これまでの経験を生かして、特許訴訟を中心として皆様のお役に立てればと考えております。
主な案件実績
- 医薬品特許延長登録無効審判請求における意見書
- 官庁から委託を受けた調査委員会における調査
- 米国商標権侵害訴訟における和解(米国提携事務所と共同で実施)
- 特許権侵害訴訟における訴訟法上の論点についての意見書
- 特許を受ける権利の確認請求訴訟
- 特許権侵害訴訟(半導体関連)
経歴
1979年3月 | 東京大学法学部卒業 |
1984年4月 | 司法研修所終了(第36期) |
1984年4月 | 大阪地方裁判所判事補 |
1992年4月 | 東京地方裁判所判事補(1993年4月~知的財産権部) |
1994年4月 | 東京地方裁判所判事(知的財産権部) |
1996年4月 | 福岡法務局訟務部付検事 |
1999年4月 | 東京法務局訟務部副部長 |
2003年4月 | 法務省大臣官房財産訟務管理官 |
2004年4月 | 法務省大臣官房行政訟務課長 |
2005年4月 | 法務省大臣官房民事訟務課長 |
2007年4月 | 法務省大臣官房訟務企画課長 |
2008年4月 | 法務省大臣官房参事官 |
2009年4月 | 知的財産高等裁判所判事 |
2010年4月 | 東京地方裁判所判事(知的財産権部 部総括) |
2014年4月 | 知的財産高等裁判所判事 |
2014年8月 | 鹿児島地方・家庭裁判所長 |
2015年12月 | 岐阜地方・家庭裁判所長 |
2017年9月 | 横浜家庭裁判所長 |
2018年7月 | 判事定年退官 |
2018年11月 | 弁護士登録(第一東京弁護士会)、オブカウンセルとして北浜法律事務所入所 |
公職・役職
2003年度~2006年度 | 司法試験二次試験考査委員(科目民法、民事訴訟法) |
2011年5月~2014年3月 | 文化審議会著作権分科会専門委員 |
2013年度、2014年度 | 工業所有権審議会臨時委員(弁理士試験担当) |
2011年7月~ | 社団法人日本デザイン保護協会意匠研究会特別会員 |
2012年5月~ | 著作権法学会理事 |
2019年6月~ | デザインと法協会会員 |
2019年10月~ | 東京地裁民事調停委員(知財調停担当) |
2019年度~2023年度 | 特許庁 訟務・応用実務研修講師 |
2021年2月~ | 産業構造審議会知的財産分科会審査品質管理小委員会委員 |
2022年4月~ | 日本知的財産仲裁センター調停人・仲裁人・判定人候補者 |
2024年4月~ | 日本大学法学部客員教授 |