アメリカ、ASEAN諸国での執務経験。
現地を知る強みで外資系企業をサポート。
もともと歴史が好きでした。京都大学で法制史の授業をとり、「法律は民族の精神の発露である」考えを知り、その面白さに目覚めました。「〇〇という国に××という法律があるのは、△△という歴史があるから」と、歴史と法律の相関性を考えることが面白くて夢中になりました。
弁護士への道を強く意識したのは二十歳の頃です。友人が詐欺商法に騙され高額な宝石を買わされるという事件が起きました。解決をサポートしたところ、その友人からすごく感謝されまして、「弁護士とは、依頼者に感謝してもらえて自分も充実する仕事である」ということに気がつき、今の道を選ぶことを決めました。
入所4年目の頃、米国シカゴにある増田・舟井・アイファート&ミッチェル法律事務所のインターンに立候補し、渡米しました。帰国した後に少しずつ国際法務にチャレンジし、その後、幸いチャンスをいただきまして、再びシカゴにあるノースウェスタン大学ロースクールに入学しました。修了後は、当時関西に経験者の少なかった東南アジアにチャレンジしたいと考え、タイ(バンコク)、ベトナム(ホーチミン)、インドネシア(ジャカルタ)の各法律事務所でそれぞれ研修し、国際法務の知見を深めました。
さらに、留学の前後に、外資系メーカーや外資系製薬会社への出向を経験し、外資系企業における意思決定のプロセス等の多くの学びを得ました。現在は、自分の経験を生かし、外資系企業のコーポレート全般をサポートしています。特にコンプライアンスは私の注力分野です。
温故知新でチャレンジする。
外資系製薬会社は世界的なネットワークがあり、ローカルをコントロールするためのポリシーがあります。大企業ほど大変細かいルールがあり、さらに業界特有のルールもあるので二重に注意が必要です。この非常に複雑な内容を日本支社の法務部の方が理解しやすいように噛み砕いて説明させていただく、場合によっては日本の現状を本社に説明する等の仕事をしています。
クライアントの対応は、迅速かつ丁寧なレスポンスを心掛けています。仕事がら、依頼者の質問が、海外の法令に関係することが多いのですが、その際は、現地の弁護士に質問をするのですが現地の弁護士とも関係を深め、具体的な情報を迅速に取得するように努めています。
私の座右の銘は『温故知新』です。常に過去からの学びを大切にし、そこから未来を予測し、新しいことにチャレンジする自分であり続けたいと思っています。
クライアントとともに。