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若井大輔弁護士が公正取引委員会から復帰しました。

平成26年から公正取引委員会にて企業結合調査官として勤務しておりました若井大輔弁護士が、3年間の任期を終え、弁護士法人北浜法律事務所(大阪)に復帰することとなりました。同弁護士が、この間に行政の現場で培った経験は、当事務所のリーガルサービスの拡充に寄与し、その成果をクライアントの皆様にフィードバックすることができるものと信じております。

(若井大輔弁護士から)

公正取引委員会事務総局経済取引局企業結合課での企業結合調査官としての3年間の任期を終え、弁護士法人北浜法律事務所(大阪)に復帰することとなりました。今後は、東京・大阪・福岡の各拠点に跨って弁護士活動をして参ります。

任期中には、主に企業がM&Aを行う際の企業結合審査業務等を担当していました。現在、公正取引委員会には年間300件以上の企業結合行為について独占禁止法上の届出が行われており、これらの企業結合行為についての審査に関与することで、独占禁止法等の運用に係る実務的な問題点を検討することができ、独占禁止法等に関する理解がより広がり、深まったことは勿論ですが、多様な業種のビジネスに関する競争実態の一端に触れられたことも非常に貴重な経験になったと感じています。

近年では、昨年度に審査結果が公表された石油元売会社の統合や、相次ぐ地銀の再編のような国内の大型案件だけでなく、日本企業の競争に影響を与えるクロスボーダー案件も増加傾向にあり、M&Aを検討する企業にとって公正取引委員会における企業結合審査の重要性も増してきています。このような環境の中で、この3年間で得た知識・経験を活かして、独占禁止法等に関する専門的なリーガルサービスを提供し、皆様の信頼を得られるよう日々努力していく所存です。どうぞ、今後とも一層のご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

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