Trading Companies 商社

販売店・代理店契約

商社が販売店や代理店として契約を結ぶ場合、取引の円滑化、付加価値の拡大を大きな目的としつつ、自らのリスクヘッジも強く意識しなければなりません。仕入先と販売先の間に立って、クレームリスク、回収リスク等の様々なリスクを自社、仕入先、販売先等の間で巧みに分配しなければ、例えば、販売先には補償を余儀なくされる一方で製造業者である仕入先には請求ができないとか、販売先から訴訟や仲裁を起こされても仕入先からの支援や協力が得られないといったこととなり、自らが過度の負担を負って存続の危機に瀕する事態にも陥りかねません。

他方で、製造業者が海外で販売店や代理店を選任する場合は、販売店や代理店に対して自ら責任をもってビジネスを拡大するようにするためのインセンティブを与える一方で、販売店や代理店の成績が悪い場合の契約終了や、自社が当該地域・取引から撤退する場合の契約終了等まで見通して、現地の競争法や販売店・代理店保護法を意識した契約書の作成が必要です。

当事務所の弁護士は、様々な国、法分野での様々な形態による紛争解決の経験を踏まえ、多様な条項例の引き出しの中から、ケースバイケースのソリューションをご提案します。