Insurance 保険

モラル・リスク

当事務所では、これまでにモラル・リスク事案の対応実績が多数あります。事案の内容に応じて、複数の弁護士でチームを組み、保険会社のアドバイザーとしてヒアリング対象の選定、ヒアリング事項の策定等を行うほか、保険会社の代理人としてヒアリングや立会調査を実施し、訴訟の場合には訴訟代理人として保険会社をサポートする体制を整えております。

保険事故が発生し、保険契約者から保険金が請求された場合においても、その中には、偽装事故等不正な請求が疑われる事案があります。保険会社としては、保険金請求が不正請求か否かを見極め、保険金支払いに応じるか否かの判断を迅速に行う必要があります。

保険会社として支払いに応じるか否かの判断を下すにあたっては、保険金請求訴訟を提起された場合に、保険会社と保険金請求者のいずれが故意等の立証責任を負うのかについて、火災保険・車両保険・傷害保険等保険の種類に応じて判例の考え方を理解しておく必要があります。 
また、立証責任を整理したとしても、不正請求が疑われる事案では、事案の性質上、直接証拠が乏しく、間接証拠を積み上げて立証しなければならない場合が多いのが実情です。そのような場合には、個々の間接事実をいかに評価するか、総合的にどう判断されるかの見極めは困難を伴います。

このため、不正請求が疑われる事案では、保険会社としては、これらの視点を持ちつつ、可能な限り迅速に関係者にヒアリングや調査を実施するとともに、関係資料の収集を進める必要があります。