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M&A、ファイナンス、IPO...
クライアントのミッションを達成する喜び。

M&Aやファイナンスは、短期集中型の仕事です。クライアントの方々や、会計士・監査法人、証券会社など、多くの関係者が関与して、法律に限らず、あらゆる分野に目配りをしながら、同じ目的のために、一つのプロジェクトを作り上げていく。

特に、会社の命運を左右するようなイベントの場合は、規模も大きいものも多く、達成した時の喜びはひとしおです。プレスリリース前の数日間で、合計数時間しか寝られず、深夜にクライアントなどの関係者と電話でずっと打合せをするということもあります。そんな思い出を「あの時は大変でしたよね」って共感しあえるのは楽しいです。

また、IPOは体制を整えて準備をするので長期にわたる仕事になりますが、こちらもクライアントと一緒に事業や社内体制を作り上げていく醍醐味があります。新規事業の立上げに関与する場合も多く、さまざまな法律問題をクリアしていく必要があります。IPOというクライアントの一大イベントに向けて、前向きに一緒に作っていく感覚がすごく好きです。

私は証券市場にとても関心があり、証券会社の公開引受部に2009年から2年間出向しました。IPOを目指す経営者を精一杯サポートしたことで、IPOの準備から実現に至るまでの具体的な実務について多くのことを経験し、その勘所を知ることができたのは貴重な経験です。この経験は今に生きており、これからも上場に向けて共に走る良きパートナーであり続けたいと思っています。

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弁護士として心がけている3つのポイント。

仕事をする上で私が心がけていることは、クライアントの真のニーズを確認することです。相談を受けている際に、当初の要望の裏にある本当の想いが分かるというのはよくあることです。最適なソリューションを提案するために真のニーズを見極める、聞き出す、確認することを大切にしています。時間がかかることも多いですが、重要な点なので、丁寧に寄り添って進めるようにしています。

また、論理的に考えることも重視していることの1つです。弁護士に求められる能力にはさまざまなものがありますが、事実をきちんと見極めること、法律の解釈や適用に際して論理的に考えることは、基礎的な能力であると考えており、常に意識しています。

さらに、弁護士に欠かせない重要な能力に、解決力があります。どのような課題であっても必ず解決に導いていく力です。これには引き出しの多さが必要です。引き出しを増やすには、個別の仕事の積み上げだけでは難しく、一つの仕事で問題となった点について、その周辺部分まで含めて深く理解し、次に使える形に体系化・抽象化しておくことで、全く別の仕事にも使えるようになります。

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私は、比較的幅広い業務を行っていますが、このような作業を通じて、ファイナンスの経験がM&Aに活きるなど、相互によい影響を及ぼすことができると思っています。難しいことではありますが、このような作業を通じて、ジェネラリストとしての能力を維持しつつ、得意分野を伸ばしていきたいと思います。

ベンチャー企業をはじめとしたクライアントから、世の中にない新事業について相談を受けることもあり、このような新しい分野にも積極的に関与し続けたいと思っています。時代と同じスピードで走りますよ。

クライアントとともに。