チームスポーツで育んだ、統率力と克己心。
スピードと判断力でM&Aと事業再生を支える。
少年時代はサッカー一筋。地元神奈川県鎌倉市の少年サッカーチームに入ったことがきっかけで、大学時代まで続けました。チームスポーツは、年齢をこえて様々な人たちと関わり、それぞれの強みを生かし協力して勝利を掴み取るところに喜びを感じます。
弁護士業においても、結果にこだわり最後まで諦めない心、刻々と変化する戦況にあわせて最善の判断をする対応力などが重要だと考えており、自身の軸となる部分がチームスポーツを通じて形成されたように思います。
北浜法律事務所でキャリアをスタートさせようと思った決め手は風通しの良さです。経験年数に関わらずコミュニケーションが活発で、情報共有によって常に学びの機会がありますし、チームで取り組む案件でも良い効果を生んでいます。
入所したばかりのころ、先輩弁護士が担当していたM&Aの案件に興味があり、自ら手を挙げてチームの一員に入れてもらいました。私は疑問に思ったことは躊躇せずに質問するタイプなので、積極的に何でも聞いていましたね。パートナーの先生方も親身になって面倒をみてくださって、M&Aに関する知識を早く吸収することができました。デューデリジェンスなどのために全国を飛び回り、経験を積んでいく中で、事業再生・倒産の案件にもアサインされるようになりました。
コンサル会社出向で鍛えられたビジネス知識。
スピード感と大局観でクライアントをサポート。
転機は、ある案件で関わったコンサルティング会社にお声がけいただいたこと。その会社に2年間出向する機会を得られたんです。そこでは、小売業、製造業、卸売業などの様々な業種の事業再生に関わりました。
出向中は弁護士業務よりむしろ、資金繰り精査、純粋私的整理、財務や事業のデューデリジェンスにもとづいた事業計画書の策定といったコンサルティング業務をメインに担当していました。金融機関との交渉や、債権者に説明を行う際、スムーズに理解・納得していただくためにはどうしたらよいのか、資料のまとめ方、伝え方や言葉選びなど、工夫を凝らして知恵を絞りました。
特に事業再生・倒産の案件では、関わるステークホルダーが多く、関係者が納得できる落とし所を調整することが大切です。専門面からのアプローチだけでなく、相手の気持ちを慮る人間力も要求されます。難しいと同時に納得感を生み出せたときの醍醐味を味わえました。
出向での豊富な経験のおかげで、法務分野に限らず、事業・財務分野も含めた総合的なアドバイス・サポートができることが強みとなっています。今後さらに金商法や証券取引所の規則などの知識を強化していき、弁護士として対応できる幅を広げていきたいと思います。
私が仕事をする上で常に心がけていることは、クライアントに寄り添いつつも俯瞰して状況を見定めることです。あえて一歩身を引くことで、新たな視点が見つかることもありますから。客観的に情報を集めて、冷静に判断をし、最善の結果を出せるように意識しています。そしてスピード感も大事ですね。後回しにするとチャンスを逃すこともあるので、「思い立ったが吉日」がモットーです。すべてはクライアントの利益のために。依頼者に笑顔になってもらえた時が、もっともやりがいを感じる瞬間ですね。
クライアントとともに。