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法務と税務は切っても切れない関係。

法務と税務は車の両輪だと思います。税務の問題は、M&A、ファイナンス、知的財産など分野を問わず、必ずついて回る問題です。しかし税金のことになったら「税理士さんに相談してください」というケースが多いですね。私はできる限りそれはやめようと思いました。なぜなら、法的検討の際に、税務まで目配りしないとクライアントにとって不都合な結論になることがあるからです。そこをクリアすべく法務と税務に取り組んできました。

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一番思い出に残っているのは、医療法人の事業承継事件です。丹念な事実認定を積み重ね、法務と税務の両方の観点から突破口を見つけていき、相手方が言っていることが間違いだというのが裁判官の目にもはっきりとわかる場面を幾つも提示することができました。そんな時、法務と税務、両方やっていてよかったなと思います。

また、多額の利益が出ている企業に対しては、なんとか課税ができないかと税務当局も考えます。それに対し、光の当て方を変えて事実の見方や解釈を変えることが可能です。クライアントの負担も考えた場合、できれば税務調査の段階で決着をつけないといけません。事実から組み立てて、それを法律や判例に当てはめるとこうなりますよ、と言えるのは税務に精通した弁護士でしかできない仕事です。一見、法務ではこれは違うかな?と思っても、税務の観点からチェックしたら両方ともバチッとはまるという解決策があったりします。税務調査はクライアントを守る盾になり得るのです。

タックス・ローヤーとしての私の姿勢。

「私は税務を専門とするタックス・ローヤーとして、2011年に「税務調査・税務訴訟.com」を立ち上げ、外部への情報発信を行っていました。税務に関する条文は非常に読みづらく、毎年のように税制改正があるため、税理士の方々、銀行、コンサルタントなど多くの専門家がアクセスしてくださって、活発な情報交換の場になりました。私一人で9年間運営した後、同HPを閉鎖し、2021年には新たに「関西タックスロイヤーズ」を立ち上げました。「事務所の垣根を越えた最良のリーガルサービスを」モットーに、関西圏で税務を専門とする弁護士6名にてチーム編成し、より的確かつスピーディーな解決策をご提供することができればと思っております。https://www.kansaitaxlawyers.com/

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私は話していると穏やかに見られるのですが、性格は粘り強く、白黒つけたい傾向があるかなと思います。クライアントの皆様とは信頼関係が大事なので、取り繕ったりお茶を濁したりは絶対しません。いつも真剣勝負です。そして必ず結論と今後の解決策を言います。こうしてこうすべきです、と。常に前向きでいたいのです。

クライアントとともに。