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「優秀な弁護士の育成」が、
私の仕事です。

「優秀な弁護士が育つ組織をつくる」、これが私の使命です。2008年、北浜法律事務所の代表社員に就任した当時、周りを見ても法律事務所の経営を経験した人は少なく、同じ士業である監査法人を経営されていた方に教えを乞うなどして手探りで始めました。

思えば1987年に弁護士になって以来、顧問先様も100社を超え、企業法務を中心に労働、不動産、企業再生、破産管財業務などキャリアを積んできて、仕事で悩むことは格段に少なくなっていました。しかし、初めて行う事務所の舵取りには大いに悩みました。そんな折、松下幸之助さんの「弊社は、人を作っている会社です。あわせて電気製品も作っています」という名言を知り、体に電気が走ったのを覚えています。

専門性の高い弁護士を多数事務所内に用意するのは、法律事務所の大命題ですが、その前提としてはまず弁護士としての志を持ち、依頼者の皆様の事業目的やニーズあるいは不安といった「想い」を十分に理解、共感できる人間でないといけない。人としての基礎を作らないといけません。

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幸いにも当事務所は、当初より東京・大阪・福岡の拠点ごとに全員が一室で仕事をしています。新人弁護士は先輩弁護士から毎日の仕事を通じて、多くのことを学ぶ仕組みです。私はこのOJTを通じて自然に「凡事徹底」の精神や、「先義後利」の精神を学んでもらい、クライアントの皆様に御満足いただける弁護士の基礎をつくり、心構えや人間性の土台を整えた若手弁護士の専門性の強化に取り組みました。

若手を海外での研修や留学に積極的に参加してもらいました。国内では、公正取引委員会、特許庁、金融庁など中央官庁での任期付公務員を経ての研修や、証券取引所、証券会社、銀行、商社、外資系企業、国内メーカーなど民間企業への出向を経験し、専門分野の研鑽を積むことで若手弁護士に専門性を身に着けてもらいました。

これらの試みは、初めての事ばかりで、最初のうちはこのような方針がベストだったのだろうかと考えこむことがありましたが、「やってみなはれ。やらなわからしまへんで。」「こけたら立ちなはれ。」という、サントリーの創業者の鳥井信治郎さんの言葉を思い出して開き直って、こけてもいいと思って進めてきました。

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ベテラン、キャリア、海外駐在・留学組...
「チーム北浜」のパワー。

現在、留学や出向から帰り、海外や企業の第一線で求められるレベル感を肌で感じて戻ってきてくれた弁護士たちが良い仕事で注目されています。ベテラン弁護士は経験に裏打ちされた判断力と案件処理能力で活躍しています。個性あふれる弁護士が、互いを認め合って協力しあって働いている。縦割りではなく、重層的に各弁護士が役割を果たしコンパクトなチームで迅速に案件対応できるチームを作ることができます。

「風通しの良い事務所」と言われる当事務所は、これからも前向きな元気さ、フットワークの軽さとチームワークでクライアントの皆様の様々なニーズのお役にたてる弁護士を育てる「インキュベーター」のような存在であり続けたいと考えています。

クライアントとともに。