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暗いトンネルを抜け明かりを見出す道程。
苦しさが楽しさに変わる事業再生。

事業再生、倒産を専門にしています。この分野は、好き嫌いが分かれると思います。「事業再生や倒産の業務は楽しいですか」と尋ねると、おそらく楽しくないと答える弁護士も多数いるでしょう。債権者や取引先などから厳しいことを言われる側の立場ですから、「嫌だ」「やりたくない」と感じる人もいると思います。

しかし私は、この苦しさも含めて全てを楽しいと思っています。特に事業再生の場合、その渦中は厳しいことを言われる場面は多いですが、事業の存続のためになんとか持ち直して、さあもう一回頑張ってやっていこう、これでやれるとなっていくのが醍醐味なんです。暗いトンネルを抜けて、どんどん明かりが見えてくる…これは嬉しいですね。

社長や役員の方と密に打ち合わせをして会社に深く入り込んでいく感じ、会社と一体となって同じ目的のために仕事をするのも自分の性に合っているんです。辛抱強く最後までやっていける性格だと思います。

技量と人間的魅力を併せ持つ弁護士に。

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再生案件も倒産案件も、債権者の前でいかに説得力のある話ができるかが重要ですね。申立て直後の債権者説明会では、大勢の債権者が参加し、厳しい質問が飛び交います。債権者の前でどれだけ説明できるかが問われますね。もちろん謝ってばかりではいけません。

重要なのは、債権者から「この人ならやってくれそう」と思われることです。「債権者として腹が立っているけど、この弁護士は確かだ。この人がついていたらしっかりやってくれるだろう」と思ってもらえないと、より紛糾しますから。

最近では私的整理の案件が増えてきています。これは裁判所を使わずに非公開で再生を行うものです。会社更生や民事再生の場合は裁判所の決定が官報で公告され、新聞報道もされます。そうすると、世間一般に「この会社は倒産した」と受けとめられ、信用やイメージが下がってしまいます。

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私的整理の場合は、対象となる債権者は金融機関のみで、取引先その他関係者に私的整理の実施を知られることはありません。私的整理の一番のメリットは、風評被害を避けることができ、事業価値が棄損されないことですね。

依頼者は、「提示された方法が本当にこれでいいのか?もっと他の方法は取れなかったのか?」と、逡巡されると思います。特に、事業再生案件では、依頼者と弁護士が一体となって進めて行かなければ事業の再生は難しいので、私は「選択した方法が一番良かった」と依頼者に十分納得していただけるよう心掛けています。

弁護士としての技量に人間的な魅力が加わった時に初めて「この人についていこう」と思っていただけるのではないかと思い、日々切磋琢磨しています。

クライアントとともに。