ビジネス法務(中央経済社)連載第3回掲載のご案内「正しい」が生む組織の死角——沈黙・緊張・不安を読み解く視座
| 著者等 | 木曽 裕 弁護士 |
|---|---|
| 発行 |
中央経済社 |
| 巻号刊行年月日 | 2026.6.19 |
| 業務分野 | 一般企業法務 |
| 概要 |
当事務所のスペシャルカウンセル・木曽裕弁護士が、月刊誌「ビジネス法務」(中央経済社刊)にて連載中のコラム第3回が掲載されましたのでご案内申し上げます。 第3回のテーマは、「正論が言葉を奪うとき」です。 「その意見を裏づけるデータはありますか」「対案がないなら批判は控えるべきです」——いずれも正しい問いかけです。しかし、この「正しさ」が会議の場で何をもたらしているか、立ち止まって点検する必要があります。 会議で反論が出なくなり場がスムーズに進行するようになったとき、それを「納得が進んだ」と解釈しがちです。しかし実態は、「発言しても意味がない」「不完全な意見を出すのは危険だ」と学習した結果である可能性があります。悪意のない正論は誰も正面から反論できないため、「完成された意見以外は口にしてはいけない」という空気を静かに固定化してしまうのです。 本稿では、正論が問題なのではなく、それが投入される「タイミング」と「頻度」にこそ問題があると指摘しています。曖昧な仮説を広げるフェーズと、それを検証するフェーズを意図的に設計しなければ、会議は必然的に静かになる。その静けさは、秩序の証ではなく、組織から言葉が奪われた兆候です。 コンプライアンス担当者、法務部門、経営幹部の皆様に、ぜひご一読いただければ幸いです。 |