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大手証券会社への出向経験を活かし、
M&Aを俯瞰的にサポート。

M&Aや株主総会対応・指導など、会社法に関わる案件に数多く関わっています。大学・大学院時代を通して、他の分野に比べて会社法が肌に合っていたというか、いちばんの得意分野でした。入所後も、積極的にそうした案件に自ら手を挙げ、多数の経験を積むうちに、自然に自分の専門分野として確立できたと思っています。

M&Aにおける弁護士の主な役割は、M&Aをするにあたっての法的な側面からのサポートです。対象会社に対する法務デューデリジェンス、M&Aを実行するための契約書の作成、条件交渉、その他の必要書類の作成など、案件によって内容は様々です。ところが、多くのM&A案件において、弁護士が関与しているのは、実は大きな流れの中の一部にすぎません。担当者レベルの思惑・人間関係、企業価値評価、相手方との交渉窓口としての交渉戦術の検討など、弁護士には見えていないところで、M&Aの成立に向けて、本当に多くの物ごとが動いています。そして、こういった全体を把握している存在が、依頼者との距離が最も近いことが多いファイナンシャル・アドバイザー(FA)です。一般的に、FAの皆様は、弁護士が関わるよりも前から、クライアントと密に案件について連携し、細やかな対応&サポートを行っています。

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こういった背景もあり、M&Aの全体をより俯瞰的に見られるようになりたいと考えた私は、2020年3月から3年間、素敵なご縁にも恵まれ、大手証券会社の中の、M&AにおけるFA業務を専門的に担当されている部署へ出向いたしました。その間、主に上場会社を対象としたM&A、とりわけ「上場会社の完全子会社化」の案件に、FAとして関与させていただき、それまで弁護士があまり触れることのなかった業務を多数担当させてもらえたことは、大変いい経験になりました。M&Aの全体を俯瞰的に把握できれば、今、このタイミングで、クライアントやFAが何を行っているのか、その動きを知っているからこそ、こちらも素早く的確に作業を進めることができます。3年間の出向経験は、私自身の大きな成長と強みにつながったと感じています。

私が入所した頃は、M&Aはそれほど多くの事務所が扱える案件ではなかったように思います。現在は、大手の事務所から独立した方も多く、いろいろな方が取り扱えるようになっていますが、公開買付けをはじめとする上場会社が関与する案件となると、まだまだ活躍できるプレーヤーは限られてくる世界です。今後も日々努力を重ね、クライアントから信頼される弁護士として、その場に身を置き続けたいと思っています。

スピード感とフットワークの軽さを強みに、クライアントの信頼に応える。

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仕事上で心がけていることは、何よりスピード感を持って取り組むということ。1日が終わった時、やらなければいけないことが朝より減っていることを目標に、日々の仕事に対応しています。事務所の中でも、ありがたいことに「孝岡は仕事が早い」と思っていただいているようで、今後もこのスタイルは大切にしていきたいと考えています。また、もうひとつ、クライアントに対して、わかりやすく物ごとをお話しすることも意識しています。弁護士が取り扱う内容は、一般の皆様にとって馴染みの薄い分野であることも多く、どうしても話が難しくなりがちですが、できるだけわかりやすく、丁寧に説明することを心がけています。これらの意識をもとに、「孝岡がいれば、案件がスムーズに回るな」と思ってもらえるような存在でいたい。

今後は、事務所にとって新規の顧客開拓に注力したいと考えています。もちろん、事務所の既存のクライアントとの関係を、より太く深くしていくことも大事ですが、出向などで培った人脈も頼りに、新しいクライアント、新しい案件に果敢にチャレンジできる、フットワークの軽い弁護士でありたいと思います。

クライアントとともに。