優越的地位の濫用規制・下請法のコンプライアンス
開催日時 | 2024年9月5日 (木) 14:00〜17:00 |
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主催 | 一般社団法人企業研究会 |
後援 | |
会場 |
【オンライン受講の方】 本セミナーはZoomを利用して開催いたします。 【会場受講の方】 会場 |
講師等 | 籔内 俊輔 弁護士 |
受講料 | 会員 38,500円(本体35,000円) 一般 41,800円(本体38,000円) |
業務分野 | リスクマネジメント・コンプライアンス、独占禁止法・競争法 |
開催セミナー詳細 | 一般社団法人企業研究会
近時の原料価格の高騰や労務費の上昇を受けて、内閣官房を中心に「パートナーシップによる価値創造のための転嫁円滑化施策パッケージ」が取りまとめられ、そのなかでも独禁法上の優越的地位の濫用規制や下請法の運用を強化していくことが明記されています。公正取引委員会は令和5年12月27日に「独占禁止法上の「優越的地位の濫用」に係るコスト上昇分の価格転嫁円滑化の取組に関する特別調査の結果について」を、中小企業庁も令和6年1月12日に「価格交渉促進月間(2023 年 9 月)フォローアップ調査結果」を公表していますが、価格交渉等への対応や価格転嫁が不十分とされた発注側の企業はその旨が社名を含めて公表されています。 優越的地位の濫用に関しては、違反事件の調査のほか、様々な業界に対する実態調査報告書のなかで優越的地位の濫用として問題となる行為が指摘されています。下請法違反事例への指導件数は減ることはなく、有名企業による大規模な違反事例が勧告の対象となり大きく報道される等、今後も積極的な法執行がなされることが見込まれます。 本セミナーでは、公正取引委員会での勤務経験を有する講師が、これらの規制の近時の動向を踏まえて、違反の未然予防や調査対応において、企業において特に留意を要する点について解説します。 |
1.優越的地位の濫用とは
-規制の概要
-公取委による調査・行政処分の動向
-「優越的地位」とは
-典型的な濫用行為の類型と「濫用」にあたるか否かの判断ポイント
-違反の未然予防の面でのコンプライアンス上の留意点
・実態調査報告書、ガイドラインの作成によるアドボカシー活動
・当局の調査対象になりやすい事案・業界、なりにくい事案・業界
-優越的地位の濫用に対する調査と対応上の留意点
2.下請法
-規制の概要
-公取委、中企庁による法執行の状況、執行の強化
-下請法の適用対象取引とは
-違反行為の類型とうっかり違反になりやすい点
-違反の未然予防の面でのコンプライアンス上の留意点
・下請法運用基準改正と買いたたきへの規制強化
・型の無償保管の摘発強化、手形通達の見直し(令和6年11月)
-下請法に関する調査と対応上の留意点、下請法リニエンシーの使い方
3. コスト上昇分の転嫁拒否に関する公取委、中企庁の調査動向と企業対応
-コスト上昇分の転嫁拒否に関する公取委、中小企業庁の調査動向と企業対応
-労務費転嫁交渉指針の公表
-フリーランス保護法の施行(令和6年11月)
※申込状況により、開催中止となる場合がございます。
※講師・主催者とご同業の方のご参加はお断りする場合がございます。
※録音、録画・撮影はご遠慮ください。
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【オンライン/会場】優越的地位の濫用規制・下請法のコンプライアンス – 企業研究会 (bri.or.jp)