概要
国際的な訴訟・仲裁・調停などの紛争解決を中心に、国際契約の作成・交渉、債権回収、倒産、海外拠点からの撤退など、紛争の予防や軟着陸のための相談、交渉にも対応しています。国際紛争はややもすると複雑化・長期化・高額化しがちですが、費用、時間、結果、メンツ等々、クライアントのニーズをじっくり伺って、案件ごとに最適なソリューションを目指します。日本仲裁人協会理事、日本国際紛争解決センター業務執行理事として、日本での国際仲裁の普及や海外への発信にも力を入れ、弁護士や企業の実務家に対する講演や原稿執筆、学生に対する模擬仲裁の指導や講義も行っています。
近時の主な取り扱い案件
国際紛争解決
- 太陽光発電装置の部品の欠陥をめぐるICCシンガポール仲裁における代理人
- 薬品の欠陥をめぐり最高裁まで争われた日本訴訟の外資系製薬会社代理人
- 東南アジアでのM&Aの表明保証違反をめぐるSIACシンガポール仲裁における代理人
- 東南アジアでの合弁企業の運営をめぐる株主間のJCAA東京仲裁における緊急仲裁人
- 契約解除の正当性をめぐるICCニューヨーク仲裁における代理人
- オンラインゲーム開発のとん挫をめぐるJCAA東京仲裁における代理人
- 日本企業のM&Aにおける表明保証違反をめぐるJCAA大阪仲裁における仲裁人
倒産・事業再生
その他
対応仲裁案件で問題となった主な手続き上の論点
- 仲裁合意非署名者への効力
- 仲裁判断の既判力
- 仲裁判断の取消事由
- 迅速(簡易)手続、緊急仲裁
- 多段階紛争解決条項に定める手続の不履践
- 完全合意条項による先行契約上の紛争解決条項の統合の有無
- 代位による仲裁当事者適格
経歴
1985年 | 洛星高校(京都市)卒業 |
1990年 | 東京大学法学部卒業 |
1993年 | 司法研修所修了(第45期)、弁護士登録(大阪弁護士会)、北浜法律事務所入所 |
1998年 | Cornell Law School(米国ニューヨーク州)修了(LL.M.) |
1998年〜1999年 | Winthrop Stimson, Putnam & Roberts 法律事務所 (現Pillsbury Winthrop Shaw Pittman LLP) (ニューヨークオフィス及びシンガポールオフィス)勤務 |
1999年 | ニューヨーク州弁護士登録 |
2001年 | 北浜法律事務所パートナー就任 |
2007年 | 弁護士法人北浜法律事務所代表社員就任 |
公職・役職
2001年〜2003年 | 甲南大学法学部 非常勤講師 |
2004年〜2008年 | 神戸学院大学法科大学院実務家専任教授(執行・保全法、倒産法担当) |
2008年〜2011年 | 株式会社エルクコーポレーション 社外監査役 |
2008年〜2015年 | 日本製麻株式会社 社外監査役 |
2010年~ | サンセイ株式会社 独立委員(2020年12月勧告書作成) |
2011年〜 | 公益社団法人日本仲裁人協会 理事 |
2012年〜 | アジア国際法学会 日本協会 理事 |
2015年〜2023年 | 日本製麻株式会社 監査等委員である取締役 |
2016年~2018年 | IPBA(環太平洋法曹協会) コミッティー・コーディネーター(委員会人事担当役員) |
2018年〜 | 日本国際紛争解決センター(JIDRC)事務局次長 |
2019年12月~ | 日本国際紛争解決センター(JIDRC)業務執行理事 |