Interview 弁護士インタビュー

会社法で活躍する弁護士

渡辺 徹 弁護士

会社法施行時から取り組み続ける。

私は、平成18年の施行当時から会社法を専門にしています。会社訴訟、商事非訟、株主代表訴訟、内部統制、リスクマネジメント、コーポレート・ガバナンス、株主総会対策、資本政策、各種M&A、敵対的買収防衛策、アクティビスト対応、経営権争い、スクイーズアウトなど多方面から攻めと守りの企業サポートを行ってきました。また、大阪地裁の商事専門部から、総会検査役や業務執行検査役にも選任されています。

このような実績が評価され、会社法関連の司法試験考査委員に選出され、母校の京都大学では法科大学院の客員教授として会社法実務演習を講義しています。他にも様々な会社の社外役員の就任等、幅広く対応しています。このように専門分野で活動するためには、常に自己研鑽を怠らず、法律雑誌や出版物等による勉強を継続するインプットと、自らセミナーを開催したり、論稿を発表するアウトプットが必要です。

あらゆる法分野の高度な専門家が集う事務所。

当事務所は、全ての法分野に対応できる体制を構築しており、その体制に今後益々磨きをかけていきます。各種の法分野はどんどん専門性が要求されるようになっていますので、一人でいくつもの専門分野を持つことは困難です。そこで、当事務所は、あらゆる法分野の専門家の集団であることを志向し続けています。そのためには、弁護士一人一人が専門分野を持ち、その分野では誰にも負けないという気概をもって、精進することが必要です。そして、そのような専門家集団となったとき、どのような案件にも対応できる強力な事務所になることができるのです。

加えて、常に熱い情熱をもって、案件に取り組む事務所であることを非常に大切にしています。クライアントのために、自らの時間・労力を惜しげもなく注ぎ込み、最大限の成果を挙げることを全員が目指しています。このような熱意があってこそ、当初不可能と思えたことも可能となり、クライアントに大きな満足を与えることができるのです。

アソシエイトがぐんぐん成長するシステム。

北浜法律事務所の良き伝統として挙げられるのは、何といっても、その風通しの良さです。これは、私が平成5年(1993年)に入所した時から変わりません。各弁護士は、ベテランのパートナーであっても、駆け出しのアソシエイトであっても、議論をする際には対等の立場にあるものとして扱われます。したがって、各アソシエイトは、臆することなく自らの意見を述べて、パートナーと議論することができます。もっとも、このことは、裏を返せば、各アソシエイトは、常に自分の頭で考えて、パートナーにその意見をぶつけることが求められていると言えるわけです。そのため、当事務所では、弁護士1年目から案件の主任となることは珍しくありませんが、案件の主任を任される際には、強い責任感と当事者意識をもって切り盛りすることが求められます。

例えばM&Aの案件では、その時々に組成されるチームの仲間と一体となって、知力・体力を結集させ、様々なスキームの検討を行い、案件の成就に向かって走りきることが求められます。また、複雑・困難な訴訟を担当するときは、チームの仲間と徹底的に議論し、勝訴へ向けてのあらゆる検証を行います。皆が、そのベクトルを一つにした時、大きな力が生まれ、より説得的な訴訟活動が可能となるのです。このように、当事務所では、アソシエイトがOJTでぐんぐんと成長できるシステムになっています。